隠れ家サロンの日常

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美人すぎると・・・ (旦那編)

 突然だけど言わずと知れた名作で、世界中のベストセラー
パウロ・コエーリョさんの『ベロニカは死ぬ事にした』だが↓
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 僕が最初に、この作品と出会ったのは小説↑ではなく映画!
さらに、洋画版ではなく邦画版!
さすがに世界中でヒットしただけにバリエーションは多岐にわたるみたい・・・
つまり、小説・洋画版・邦画版の3つあることになる!

 この小説が面白い事は知っていたが
『女性向き!』という評価だったので読もうとは思わなかった。
それから暫くして、偶然、嫁が邦画版『ベロニカは死ぬ事にした』のDVDを借りてきたので
僕も一緒に観ることにした!
そして、それを観終えた僕と嫁の感想は・・・
(僕)「意味解かった?」
(嫁)「解かんなかった!」
(僕)「面白かった?」
(嫁)「・・・」
まあ、心理描写メインの作品だから『映像化はかなり難しいのでは?』の予想どうりの展開だった
っで『小説を読まないと本当のおいしい所は解らないかも?』が、その時の結論!
だって、同じ話なのに映画が015.gifで、小説が001.gifなんて変でしょ?
つまり、「映画と小説には何らかのズレが生じているはず?」っていう疑問が生じた!
それを解く為に小説の『ベロニカは死ぬ事にした』を読むことにした

 話は逸れるが似たような『002.gif状態(小説はヒットしたが、その映画化は失敗)』の
映画版『ノルウェーの森』
僕は村上春樹の大ファンなので(小説の初期・中期作品のみ!)
村上作品の最高傑作だと思っている小説『ノルウェーの森』
映画化は『期待』という言葉では言い表せないぐらいの気持ちだった058.gif
キャストもなかなかで「これは絶対に面白いだろう!」と思っていたのだが・・・
いざ、映画版『ノルウェーの森』を観て見たら・・・

 さらに、追い討ちをかけるように僕には弊害が・・・002.gif
僕は、周囲に「村上春樹ファン!053.gif」と公言していた!
しかし小説は読まずに、この映画だけ観た人が多いせいなのか
この映画以降、僕は単に『Hな奴』っと思われているみたい・・・057.gif
実際に、友達から「ハッキリ言ってあれはポルノだな!」っと言われガッカリした054.gif
「いや!あれは視聴者を飽きさせない為のテクニックなんだよ!」っと言おうとしたが
それは小説のテクニックであって、確かに映画では、そのテクニックが成り立っていなかったからね~
(小説では、登場人物の心理状態を視覚化する為、布石としてHなシーンが結構な頻度で使われている
 つまり、「それ自体に目的はない」って事が小説だと解るんだけど・・・)

しかも、映画版『ノルェイの森』には
僕が一番伝えなければならないと思う
部分(映画で心理描写の映像化は難しいから当然の結果だけど・・・)がスッポリ抜けていた!
だからか、確かに「ポルノ!」と言われても仕方ない仕上がりになってしまっている。
やはり、心理描写小説の映画化は困難ゆえ、小説のままが一番ってことなのかなぁ~?
上記の理由を踏まえ今後は、忘れず『小説の村上ファン』と言う事にした!

 話は更に飛ぶが、例外的に上手く出来ていると思う心理描写映画のナンバー1は
『パリステキサス』
これを越える映画は「もう、出てこない!」と思えるぐらいの完成ぶり。
実際、僕の中でもう何年も『惹き込まれた映画ランキング』の1位を保持している。
だだ、かなりマニアックな作品なので『解る人』と『解らない人』がキッチリ分かれると思うけど・・・

 さて、内容が逸れてしまったが
話を本題の小説『ベロニカは死ぬ事にした』に戻しまして・・・
これから読む人もいるだろうから、あまり詳しく説明できないけど
(「内容を漏らさず!」の説明は難しいねぇ~)
僕が、この作品を要約するとすれば『純化したタナトス(死への衝動)への憧憬』
あるいは『飽和した現実の脆性崩壊(物が変化しないままで、急激な割れの進行の為に破壊する現象)
心理描写がメインだと思うから、読む人の視点によって、
色々な意味合いが出てくると思う面白い作品(小説はね!洋画版は、まだ見ていないです)

 余談だけど、これを読んで真っ先に僕が思い浮かべたのがクレオパトラ。
クレオパトラの自死には諸説あるけど、僕が憶測する説は、
ベロニカと同じ『老いに対する失望!』(美人すぎると大変なんだろうね!色々と・・・)
自分の努力ではどうにも不可避な事柄(ここでは老い)に対し
人はいつの時代でも、どんな状況でも、
きっと自己喪失へと向かってしまうんだと改めて思った!
キルケゴール(哲学者)風に表現するなら『死に至る病』(←絶望って意味ね)

 それで僕の結論は、評判どうり女性にお勧めです(っと言うより最初から女性向けだろけど)
それと、アニマ(男性の心の奥に潜む女性的要素)要素を強く持つ男性には解ると思うけど
たぶん一般の男性には『???』だと思います・・・

 総合的評価しちゃうと、ちょっとマニアックな部分(精神世界の話)も多いから
小説『ベロニカは死ぬ事にした』は万人向けではないと思います。
なので、僕のお勧めは(特に男性層)には同作家(パウロ・コエーリョさんね!)『アルケミスト』
これは、誰が読んでも面白いと感じると思うんだけど!どうかな?
逆に「いや!もっとマニアックな方が・・・」っという人にはやはり、同作家の『11分間』を!
だだ、この作品は読み方(捕らえ方)によっては
小説のままでも十分ポルノ化します・・・(ドン引きする人も多いらしいので)
ゆえに『11分間』の映画化だけは絶対に・・・
では


 
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by elk12-24 | 2012-06-19 06:48 | 読書の話   (旦那編) | Comments(0)

夫婦ではじめた理美容室。ハンドメイドが大好きで、旦那は木工、嫁は編み物やアロマをやっています。


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