隠れ家サロンの日常

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『幸せの感じ方』って・・・(旦那編)

 突然だが、『幸せの感じ方』は個人差が大きいと思う。
仮に、同じ環境・状況でも、かなりの差が生じるがら不思議だよね。

 少し前に、ブータンの国王が来日した際
話題になったのがGHP(国民総幸福量・『国民全体の幸福度』を示す“尺度)で、
ブータンは世界で一番、幸福度が高いと報道されていた。
つまり、ブータン国民の多くの人が『自分は幸せ』と感じている事になる。

 転じて、日本は豊かなはずだけど、
そう感じていない人が、多いと思う。
自殺者や、うつ病罹患者の数を考えれば明瞭だよね。
他人事ではなく、僕もそんな矛盾を感じている。
では、なぜこんな事態になっているかと考えれば、
やっぱり、周囲の人が『幸せ』でないと、
自分だって絶対に『幸せ』になれないと思うし、そう感じるから・・・
(つまり、周囲が良い空気・雰囲気にならないと、『自分もそんな気持ちになれない』からか?・・・)

 少し敷衍(意味を広くおしひろげて説明すること)して言えば、
一概には言えないけど、
個人主義がベースの国(狩猟文化圏)とは違い、
日本人は、周囲の環境に強く影響されると思う。
簡単に言えば『空気を読み合う文化』
だから、相手が暗ければ自分だって暗く沈みこんでしまう、
心理調和の作用が大きく働いてしてしまう。
(ちょっと違った人・特権意識を持ってる人
 ※周囲との差があればあるほど自分が引き立つと思っている人、以外はね)

ゆえに、(周囲の不幸せ=自分の不幸せ)の式が、
多くの人に成り立ってしまっていると思う。

 その原因は近年、日本は個人主義化が進行し、
その弊害の孤独感が強く作用した為。
それになじむ事の出来なかった多くの人が、
その違和感により『不幸せ感』を招いていると思う。

 なぜならそれは、豊かでなくても助け合うことで、
『幸せさ』を認識してきた農耕文化の価値観
(皆が平等に貧しい時、人々は縁や察しで繋がっていた)が、
グローバル化で競争社会(狩猟文化・個人主義)の価値観・ルールに変貌し、
物質的には豊かになったが、それと引き換えに大事なもの、
例えば、表面的な付き合いではない人との繋がりや信用、
具体的には、金銭を介さない労働の貸し借りなどを失ってしまった。
(互いに労力を貸し合う事↑を、『結・ゆい』と言うそうです)

※社会が一次産業(農・林・水産業)から二次産業(工・建設業)
 三次産業(商・運輸通信・サービス業)へシフトした事も大きな原因ですが・・・


※忙しい人を手伝う・声を掛けなくても手伝ってくれる事が
 農家間ではよくあった風習だそうです。
 岩手だけかな?さらにもっと狭く遠野だけ?
 少なくとも現在でも、農繁期に近くの親族の手伝いをする風習は残ってますよね?
 全国的に、この風習があったかは不明だけど、
 類似した行動傾向があったことは容易に推測できると思う。


 さらに、それを過小評価(金があれば何とでもなるという考え)したが故、
『物は溢れているけどちっとも満たされない』って状況に陥ってるのでは・・・
つまり、『イースタリンの逆説!』
(一定の欠かせない欲求が、いったん満たされると、
 収入による生活満足度の増加は、時間経過とともに所得が増えても満足度が上がらない現象)


 昔は物不足で、なんともならない状態だが、
それなりに現状と折り合いをつける方法を身につけていたと思える。
(※なんともならない事を人は本気で望まないゆえ、諦める力を持ち合わせていた)
(※昔はメディアが未発達ゆえ、現在のように富への幻想を刷り込まれる事が皆無だった)

 しかし、今は昔と比べて金銭である程度、何とかなるが(近年は、それすらも崩壊してきている)
人との繋がりを失い、その空虚感を疑似的に埋め合わせる為に、
ITツールの依存や極度なアニメへの陶酔、
(代償的満足※実社会で欲求を満たす事が不可能な為
代わりにアニメの世界でヒーローがその欲求を達成し、視聴者に擬似的な満足を与える役割を果す)

更に、衒示的消費(生活必需品ではなく贅沢品への消費または浪費)に傾倒し、
程度の差はあるにせよ、慢性的な欲望中毒状態へと陥ってしまった。
(これらの傾向に僕も偏りがち・・・)
※上記の内容は明確な論拠に基づいたものではなく
  僕の推測ですので、視点・価値観によって全く別の見方や考えも成り立つと思います。
  故に上記の行動傾向に善し悪しはないと思ってます。


 僕の稚拙な推論的結論で申し訳ないが、
その原因は『文化(生活スタイル)や時代は変わっても、
日本人の根本的な価値観(人と人との関係性のあり方)は簡単に変わらないから』ではないだろうか?
もちろん、最近増えている『実力を身に付けて一人でも生き抜ける生き方をしよう!』っと考える人を、
否定するつもりは全くないけど・・・

 そんな違和感から少しでも僕は脱却したくって煩悶していたら、
こんないい本を見つけた↓
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 この本は『仏教に学ぶ幸せな生き方』って表示してあるけど、
著者は、コテコテな仏教概念に傾倒している訳ではないし、
むしろ、逆説的にしかも十分理解出来るの範囲で、
『豊かさ』の本質(精神的な豊かさのあり方)を達観しているから面白い!
しかも一般の人でも十分、共有できる価値観で説いている。

 概略は『少し欲望を少なくすれば、すぐさま幸せになれる』っというもの。
詳しい説明は省略するが、決して『我慢は美徳だ』なんて、
精神論を押し付けている訳ではないし、
『そりゃその位、実力や精神力があれば』みたいな、
現実からかけ離れた話の展開でもないから、
僕みたいな根性の弛緩しきった人間には、うってつけの内容。

 この本を読み終え、少しだけど気持ちのわだかまりが解けた一冊となりました。
そして、自分の持ち合わせている状態を感謝することが、
自身の幸福感に一致するという解が見つかりました。
現状の再認識(※当たり前だと思っているが実は多くの人に支えられている)+感謝=自身の幸せ

 手始めに『何が必要か!』から考える今までの発想から、
『何が不要か?』を感じ取る事の出来る習慣を身につけたいと思いました。
ただ、その道を極め、御釈迦様や山頭火(俳人)さんみたいに
「財産も家庭も要らん!」などの着想へ至り、
全てを捨てて、出家・放浪しない程度になると思うけどね!
では
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by elk12-24 | 2012-06-12 09:21 | 読書の話   (旦那編) | Comments(0)

夫婦ではじめた理美容室。ハンドメイドが大好きで、旦那は木工、嫁は編み物やアロマをやっています。


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